事業内容:令和8年度韓国親善大使海外派遣事業

対談の冒頭、町長から「なぜ韓国に行きたいと思ったの?」という問いかけに対して、生徒たちはそれぞれの素直な思いを語りました。
K-POPや韓国の食文化、日韓の歴史への興味、これまでの海外経験で出会った韓国人との交流など、きっかけは様々です。
中には、昨年度、三芳町へ河東郡の中学生が来た際に、タイミングが合わず交流できなかったので、それだったらもう自分で行こう!という思いから参加した生徒もいました。
一方で、韓国を訪問する前は、ニュースなどから「韓国に対して少し怖いイメージがあった」と話す生徒も。
しかし、実際に韓国を訪れ、現地の人と交流したことで、その印象は大きく変わったといいます。
「みんな優しくて、日本のことが好きな人もたくさんいた」
「実際に行ってみたら、温かい印象に変わった」
など、現地での交流を通して、ニュースなどから得ていたイメージとは異なる韓国の一面を知ることができたという声で全員一致していました。

親善大使の皆さんは、韓国に7日間滞在したうちの5日間を、町と「世界農業遺産」の絆で結ばれた河東郡で過ごしました。
河東郡では、現地校での交流のほか、世界農業遺産に認定された伝統的なお茶の栽培について学べる野生茶博物館での茶礼体験など様々な伝統文化を体験しました。
生徒からは、
「河東郡は、自然がたくさん残っていて、だからこそ昔からの文化や伝統が続いてきたのだと思った」
「シジミ漁は少しだけだったけど、見れて良かった。ここでシジミ祭りが行われるんだと思った」
「河東郡の学校は自由な雰囲気で、ホストファミリーもフレンドリーに接してくれたけど、お茶の作法はしっかり決まいて、受け継がれてきた歴史を感じた」という声がありました。
また、河東郡では、里に下りてきた熊を保護しているベアビレッジという施設があり、生徒たちは「あんなに近くでツキノワグマを見たのははじめてだった」と驚きつつも、人と熊の共生についても知ることができました。

河東郡の中学校を訪問して、実際に授業を受けた親善大使の皆さんからは、韓国の学校生活についてもたくさんの意見が出ました。
生徒たちが特に印象に残ったのは、「自由さ」です。
髪を染めたり、メイクをしたりする生徒がいたことや、給食を食堂へ行って好きな席に座って食べられることなど、「選択肢の中から自由に選べる」といった日本の学校との違いに驚いたという声がありました。
また、「先生との距離が近く、友達のような感覚だった」といったという意見も。
「教卓に韓国の国旗が飾ってあって、自分たちの国を大事にしてるんだなと感じた」という意見には、海外在住経験のある生徒も大きく頷いていました。

親善大使の皆さんがもっとも心に残った体験として多く声が挙がったのは、河東郡でのホームステイです。
1人1家族の元で3泊の時間をともに過ごしました。
言葉の壁や、日本とは違う生活習慣、文化に驚きながらも、「本当の家族のように」温かく迎え入れられたことに感謝の言葉が溢れました。
ホストファミリーと一緒にゲームをしたり、散歩や遊びにでかけたりする中で、家族の一員として自然に受け入れてもらえたことが印象に残ったという生徒たち。
中には、夜遅くまでホストファミリーとカードゲームをしたり、趣味の爬虫類を通して交流を深めたりした生徒もいました。
「日本だと家族で時間が合わなくて別々にごはんを食べることが多かったけど、韓国では家族みんなで一緒に食事をして、話をして楽しむ時間が多かった」
「相手がどう考えてるか空気を見ながら話すのではなく、自然にフランクに誘ってくれた。ホストファミリーが塾へ行く時も、一緒に行く?と誘ってくれて、ついて行った。一緒に数学の問題を解いた」
韓国でのホームステイを振り返る生徒たちの表情からは、充実したひと時を過ごせたことが伝わってきました。

最後に、今回の韓国派遣を通して、自分自身にどのような変化があったかを聞きました。
「海外に行くことへの不安がなくなり、海外の文化にもっと興味を持つようになった」
「韓国語をもっと勉強したいと思った」
「大学生になったら留学したい」
「将来、外国の人と関わる仕事をしてみたい」
など、今回の経験をきっかけに、新たな目標や夢を持った生徒もいました。
また、他国の文化や価値観に触れたことで、
「日本とは違う考え方を知ることで、相手の意見を尊重できるようになる」
「いろいろな世界があることを知ると、今の環境がだめなら他へ行けばいい、と自分の選択肢も広がった」
という意見もありました。
町長は、生徒たちの話を聞き、
「若いうちに海外へ行き、実際に人と出会い、さまざまな文化や価値観に触れることは、自分の世界を広げる大切な経験。
皆さんの今回の経験をたくさんの人に伝えるとともに、これからの人生にぜひ活かしてほしい」と話しました。

秘書広報室/秘書・国際連携担当
電話:049-258-0019(内線:312・315) / FAX:049-274-1054
メールフォームによるお問い合わせ