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歴史をたどろう

寺社めぐり

多聞院

四季折々の風景に触れ、心を穏やかに過ごせる場所

多聞院

多聞院の身代わり寅

古代から中世には原野が広がっていた三芳の地域でしたが、近世になると開拓の手が加えられることとなり、元禄7年(1694年)、川越藩主柳沢吉保は三富新田の開拓に着手しました。

吉保は開拓農民の心の拠り所とするため、元禄9年(1696年)祈願寺として多聞院を創建しました。開山は江戸四谷愛染院第四世榮任和尚。建立当時の毘沙門社は、御宮・拝殿・別当寮・鳥居からなっていました。毘沙門堂には、武田信玄の守り本尊であった黄金の毘沙門天が祀られています。信玄はこの毘沙門天(身の丈一寸四分)を兜の中に納め川中島の合戦など数々の戦に出陣しました。信玄歿後、毘沙門天像は縁あって吉保の手に渡り、安置されました。なお、毘沙門堂の前には一対の虎の石像が奉納されており、これは毘沙門天の御使が虎であることに由来します。

身代わり寅の奉納、正月のだるま市など、多聞院は四季を通して多くの参拝者で賑わいます。

 

住  所:所沢市中富1501番地

電話番号:04-2942-0814

アクセス:ライフバス『多福寺』下車 徒歩14分


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