農林水産祭は、国民の農林水産業と食に対する認識を深めるとともに、農林水産者の技術改善及び経営発展の意欲を高めるため、農林水産省と公益財団法人日本農林漁業振興会の共催により昭和37年から実施しています。このたび三芳町川越いも振興会は、埼玉県の推薦をいただき、「第37回豊かなむらづくり全国表彰事業」における審査会において農林水産大臣賞が確定し、さらに優良事例として「天皇杯」「内閣総理大臣賞」「日本農林漁業振興会会長賞」の三賞を決定する「第54回農林水産祭 中央審査会(むらづくり部門)」にて審査の結果、天皇杯を受賞することとなりました。
【受賞の理由】
三芳町川越いも振興会は、上富地区において江戸時代から続く落ち葉堆肥を使った伝統農法により、希少品種である「紅赤」やその他さまざまなサツマイモを栽培している29戸のサツマイモ農家が集まり活動をしている。「富の川越いも」のブランド化を図り、伝統農業を守るだけでなく農家の庭先における直売や農業の6次産業化を推進し、「攻めの農業」により農業の収益性を高めている。また、世界一のいも掘りまつりや体験落ち葉掃きなど、イベントを通じて都市住民との交流を積極的に行い、観光産業にも好影響を与えている。
こうした取り組みは、都市住民に対する食や農への理解を深めつつ、都市近郊特有の厳しい環境においても伝統農法を守り、農業収益の向上や環境保全を実現するものであり、むらづくりのモデルとなり得る。
詳細は、農林水産省ホームページ
※「むらづくり部門」は、農林水産祭の表彰事業7部門のひとつで、むらづくりの全国的な展開を助長し、地域ぐるみの連帯感の醸成及びコミュニティ機能の強化を図り、農林漁業及び農山漁村の健全な発展に資することを目的としています。
観光産業課/農業振興担当
電話:049-258-0019(内線:212・213・216) / FAX:049-274-1013
メールフォームによるお問い合わせ